No City No Life

マンチェスターシティを中心に自由に投稿していきます

【マンチェスターシティ】選手名鑑2020-21(MF編)

今回はMF編!

 

MF

25 Fernandinho

生年月日:1985年5月4日(35歳)
身長:176cm
国籍:ブラジル

長年シティを支え続ける職人。ペップが来てから最も成長した選手の1人で、どんな時も頼りになるベテランMF。守備的MFを主戦場とし、危機管理能力は35歳になった今でも健在。相手が危険なエリアに入ってくると「残念そこはフェルナンジーニョ」と言わんばかりに潰し、悉くピンチの芽を摘み取る。南米の選手らしいタフなプレーが特徴で、カードも多いがチームへの貢献度は抜群に高い。また、攻撃でも長短のパスを使い分け後方と前線をつなぎ合わせるチームの心臓的役割を担う。ペップが来てからは、無闇に動かずより良いポジションでプレーすることを覚え更に洗練されたアンカーへと成長を遂げた。体力的な問題もあり、今季は出場時間はそれほど多くないが、出た試合では必ずと言っていいほど効いている。個人的には、プレミアリーグの中でベストなアンカーだと思う。後継者のロドリは、展開力はあるものの潰し役としてはフェルナンジーニョには到底及ばない。偉大すぎるシティのレジェンド。今季で契約満了だが、是が非でもあと数年は残って欲しい。

f:id:osamu_h:20210123164044j:plain

16 Rodrigo

生年月日:1996年6月22日(24歳)
身長:191cm
国籍:スペイン

ロドリさん。超優等生スペイン人。彼について知って欲しいことは、24歳にして世界のトッププレーヤーにもかかわらず、SNSTwitterInstagram等)アカウントを持っておらず、血液寄付のためタトゥーはせず、車は友人から買った中古車で、大学の授業を1度もサボらず受講し、給料の一部を寄付しているということ。「車はあくまで移動手段であるから高級である必要はない」という考えからロドリの人間性が良くわかる。シティ移籍時に時間がかかったのも大学の試験があったからだとか。ちなみに大学では経営学を学んでいる。ただの大学生ながら部活と勉強を両立できなかった自分が恥ずかしくなる、、、スペインではブスケツの後継者、シティではフェルナンジーニョの後釜という大きな期待を背負っている守備的MF。191cmと上背もありながら足元の技術が高く、将来的にはこのポジションでNo.1になれる素質を持っている。同じスペイン人のペップから多くを学びどこまで成長できるか非常に楽しみだ。試合中、シャツインしている選手がいたらそれがロドリだ。

f:id:osamu_h:20210123165926j:plain

17 Kevin De Bruyne

生年月日:1991年6月28日(29歳)
身長:181cm
国籍:ベルギー

名実ともに世界最高MFとなったキング。昔のことはよく知らないが、おそらくプレミアリーグの歴史の中でもトップクラスのMFだ。この選手のプレーを見れる時代に生まれて本当に良かった。パス良し、ドリブル良し、シュート良し、献身性良しでこれといった隙がない。強いて言えば、時折とんでもなくイージーなミスでボールロストしてしまうところくらいか。デブライネの代名詞である超高精度クロスは、幾度となく相手チームを恐怖に陥れシティの窮地を救ってきた。とんでもなく難しいプレーをいとも簡単にやってのけてしまうため、一見あまりすごくないように見えるが、実際は高い技術と精度がなければできない。アシスト数は毎シーズン当たり前のように2桁を超え、昨季はティエリ・アンリの持つシーズン最多アシスト記録に並んだ。今季もシーズン20アシストを上回るペースで来ており、記録更新も大いにありうる。
シティグループの関係者の話によると、デブライネは攻撃時分かりやすいスペースを一手目で使わずに最終的にそこで仕留められるように計算しながらプレーをしているそう。これを聞いて、彼の脳は人間のものではないと思った。私の一番のアイドル。

f:id:osamu_h:20210123170119j:plain

8 Ilkay Gündoğan

生年月日:1990年10月24日(30歳)
身長:180cm
国籍:ドイツ

日本では香川真司大親友ということで良く知られているトルコ系ドイツ人。互いにドルトムントを去った後でもSNSでは毎月1度はコミュニケーションを取っているほどの関係性。ペップシティでは、どうしてもシルバ・デブライネのコンビがクローズアップされがちだったが、実は彼もコンスタントに活躍している。特にビッグマッチに強く、大事な場面で点を決めてくれることが多い。プレーメーカーとして細かいパスワークでチームのリズムを作る。中盤の位置から相手の不意を突くような浮き玉のスルーパスは彼のアイデンティティとも言える。前方の空いたスペースが大好物で、チャンスがあれば積極的にエリア内に走り込みゴールを狙う。今季は現時点でリーグ戦チーム内トップの7点を決めている。「ダビド・シルバのポジション」でベルナルドやフォーデンよりもギュンドアンを起用することが多いのは、ギュンドアンがペップとデキているのではなく「Pausa」というスキルがギュンドアンにはあって他の選手にはないからだという。それだけシティにとってギュンドアンは特別な存在である。おそらくいなくなったら想像以上に存在の大きさを痛感する選手。

f:id:osamu_h:20210123170604j:plain

20 Bernardo Silva

生年月日:1994年8月10日(26歳)
身長:173cm
国籍:ポルトガル

走って走って走りまくるシティの小さな巨人。豊富な運動量で攻守に渡ってチームを支える。彼がサボっているシーンは一度も見たことがなく、どれだけきつくてもどれだけ長い距離でもチームのために走ることを厭わない。その上、ボールコントロールは絶品で足に吸い付くようなボールタッチで相手をいなす。単純なスピードで相手を置き去りにするような突破ではなく、相手DFの重心の逆を突くようなドリブルが特徴。たまにメッシに見えることも。相手からすると、取れそうで全然取れないというなんとも厄介な選手であると思う。昨季は「心身共に疲れていた」というペップの言葉にもあるように、本来のパフォーマンスを発揮することはできなかったが、今季は再びチームの重要なピースになっている。最も“パーフェクトなMF”に近いのはベルナルドだ。髪の毛が薄くなってきているのが少し気になる所ではあるが、プレー面では言うことなしだ。

f:id:osamu_h:20210123170846j:plain



【プレミアリーグ】攻守で圧倒 7連勝で暫定首位浮上

f:id:osamu_h:20210127210514p:plain


プレミアリーグ第20節 vsWBA

マンチェスターシティ 5-0 WBA
得点者:ギュンドアン(6分、30分)、カンセロ(20分)、マフレズ(45+2分)、スターリング(57分)

開始直後のピンチを除いては、終始相手を圧倒した。デブライネ不在時のシティは、攻撃に迫力がないことが少なくないため、少し不安もあったが、全くもって問題なかった。トップに位置するマフレズを含め、前線の選手が流動的な動きで多くのチャンスを作り出す。開始6分のギュンドアンのゴールを皮切りに前半だけで4ゴールを奪い、早いうちに試合を決めたシティ。5ゴール大勝、クリーンシート達成と言うことなしだ。一方、WBAはビッグサムの対策の乏しさが露呈した結果となった。これでWBAはホーム5連敗、失点22と何ともひどい出来だ。

規律ある自由

今季のシティにストライカーは存在しない。アグエロは膝の手術の影響で開幕に間に合わず、復帰後も怪我やコロナ陽性によりほとんど出られていない。ジェズスも開幕早々に離脱を強いられ、以降コンディションは戻ってこない。そのためペップはスターリングをはじめ、デブライネ、フェラン、マフレズなどストライカーではない選手を最前線に置いた、いわゆる「0トップ」システムを多くの試合で採用している。そしてそれが一つの強みになっており、今日の試合ではまさにそれが発揮された。システム上ではマフレズが最前線に入り、右にスターリング、中盤2列目にベルナルドとギュンドアンといったような配置で臨んだ。この4人にカンセロを加えた5人がポジションチェンジを頻繁に繰り返し、相手DFを混乱させる。一見自由にプレーしているように見えるが、シティの動きには明確な規律がある。最前線のマフレズが中盤に下りてくると、右からスターリングが中央へ、ベルナルドがサイドに開きカンセロが中盤3列目に位置を取る。あくまで一つの形だが、このようにボールを動かしながらお互いの動きを観察し、ポジションチェンジを繰り返すことでチャンスを伺う。人は変われどその時いるべき場所を各々が理解しポジションを取れるため、スムーズなパスワークが成立する。そしてタイミングよくギュンドアンやカンセロが2列目からスペースに飛び出し決定機を生み出す。ギュンドアンが輝いているのはこの「スペースを見つけ、走り込む」技術が優れているからだ。相手からすると自分の標的が頻繁に入れ変わり時にはいなくなるので非常に守りづらい。特にCBは、シティには前線にとどまる選手がいないためマークする相手がいないという状況が何度もあった。CBにとっては、自分の監視外から飛び出してくるので中々捕まえにくい。とはいえ中盤の選手からしてみればDFの背後に走る相手について行くことは難しい。今日はこの“守りづらさ”を相手に感じさせられているのが目に見えて分かった。

f:id:osamu_h:20210127210623j:plain

エデルソンの存在

最近は、あまり出番がないのでこの辺りで一度触れておきたい(笑)クリーンシートを達成すればDF陣が賞賛され、大勝すれば前線の選手が注目を浴びる。しかし、GKの活躍なしに攻守に安定したチームは作れない。今季のエデルソンはまさに安定感・存在感共に抜群のパフォーマンスを見せている。ビルドアップにおいては、11人目のフィールドプレーヤーとして誰よりも落ち着いてプレーができる。今では見慣れてしまったが、彼のパスの精度と質は間違いなく世界でトップだ。エデルソンがいるだけで、相手はプレッシャーをかけて来ず、常にフィールドで数的優位な状況を生み出せる。また、守備においても積極的な飛び出しとセービングで安定感をもたらしている。今日も開始早々にビッグセーブを見せチームを救った。結果的に大勝だったが、先制点を先に許していたら全く別の展開になっていた可能性もある。そういった意味でもあれは価値あるセーブだった。

物議を醸す線審のジャッジ

20分のカンセロのゴールはWBAにとっては納得の行かない失点であったに違いない。カンセロの裏へのパスに抜け出したベルナルドがボールを持った時点で線審はフラッグを上げた。ここでWBAの選手たちは足を止めたがプレーは続行し、ベルナルドからのリターンを受けたカンセロがゴールネットを揺らした。VAR判定の結果、オンサイドということでゴールが認められた。VAR導入以降、確実にオフサイドだと思ってもプレーが切れるまではフラッグを上げないことで誤審を防ぐことが多かった。このシーンでもベルナルドはオフサイドラインギリギリでの抜け出しだったため、本来であれば最後までプレーをさせるべきであったと思う。しかし、フラッグが上がったことでWBAの選手は足を止めてしまい、それが失点に繋がってしまった。当事者であるシアン・マッシー・エリスさんは、イギリス人女性として初めてヨーロッパの舞台を経験した審判員だ。彼女のジャッジは非常に正確で周囲からの評価も高い。プレミアリーグのおじさん審判員らとは違い、選手のラインに遅れることのない俊敏性と運動量を持ち合わせており、オフサイドの判定もほとんどミスをしない。今回のジャッジに関しては少し残念というべきだろうか。

 

ストライカー不在もなんのその。デブライネ不在もなんのその。そんなことを思わせるほど圧巻の出来だった。これで怒涛の7連勝、暫定首位浮上。次節はホームでシェフィールド・ユナイテッドとの一戦。下位相手にも隙を見せずに戦おう。

 

CmonCity

f:id:osamu_h:20210127211152j:plain

 

【マンチェスターシティ】2月はシティの正念場

こんにちは、オサムです。
今日はシティの今後のスケジュールについてお話ししたいと思います。

 

2月から3月頭にかけては、今季のシティにとって最も大事な1ヶ月と言っても過言ではない。なんせ、強豪との怒涛の連戦が待ち受けている。以下スケジュールを見て欲しいのだが、リーグ戦では2月8日のリバプール戦に始まり、以降スパーズ、アーセナルウエストハムマンチェスターUと続く。さらに途中にはCLのR16ボルシアMG戦も控えている。前半戦での5チームとの対戦成績は1勝3分1敗と苦戦した相手ばかりだ。ただでさえ過密日程であるのにこの6連戦、その上デブライネがリバプール戦とスパーズ戦はほぼ確実に出られないという厳しい状況。勝ち点を取りこぼすと、ユナイテッドやレスターに差を広げられる可能性も大いにある。当然、チームとしてもこの1ヶ月の重要性は理解していると思うが、どう乗り越えられるか。今から緊張している。逆に言えば、ここで連勝しようもんならチームの雰囲気含め優勝に大きく前進できる。3月に、リーグ優勝と悲願のビッグイヤー獲得に向けて視界良好となっているのか、悲しみに暮れているのか。前者であった欲しいと願うばかりだ。

 

f:id:osamu_h:20210124215037j:plain

f:id:osamu_h:20210126193438j:plain






【プレミア情報】チェルシー ランパード監督解任

チェルシーフランク・ランパード監督が解任された。昨季から指揮を取るクラブのレジェンドは、今季序盤こそ悪くなかったものの、次第に勝ちきれなくなり最近では負けが込んできていた。もう少し猶予を与えるとも思ったが、なんともアブラモビッチらしい決断。やはり彼の辞書に「我慢」という言葉は存在しない。 

f:id:osamu_h:20210125232248j:plain 

今季は開幕前から積極的な動きを見せたチェルシー。ヴェルナーを筆頭にハヴァーツ、ツィエク、チルウェル、チアゴ・シウバ、メンディーとかなりの大型補強を敢行し、シーズンを迎えた。だが、期待していたような結果にはならなかった(期待していなかった人もいたようだが)。チルウェル以外の5選手は海外から来たため、プレミアリーグにフィットできるかという問題こそあったものの、それにしてもこれだけのビッグネームを連れて来て成績が振るわないとなると、流石にここのオーナーは黙っていない。今回の解任で分かったことは、アブラモビッチは誰に対しても平等に扱うということ。例えクラブのレジェンドであろうと、迷わず首を切る。これが良いのか悪いのかはわからないが。

 

ただ、もしかしたらランパードのチームに未来を見出せなかった故の決断だったのかもしれない。あくまで私個人の印象だが、ランパードにはいわゆる「ランパードスタイル」といったような明確な戦術はなく、どちらかというと「相手チームへの対策」という色合いが強い。ランパードにとってのベストな布陣が最後までわからなかったが、端からランパードにはそんなものはなかったのかもしれない。そういった部分も含めて、ランパードに長く任せてもチームが強くならないのではないかという考えがひょっとするとあったのかな、と勝手に思ったりもする。ただ、どんな理由であろうと今回の解任劇を快く思わないサポーターは山ほどいるだろう。

 

後任は今季途中までPSGを指揮していたトーマス・トゥヘルになる見込みだ。また1人クセのある指揮官がプレミアにやってくることになる。かなり戦術オタクのイメージが強く、試合によってあるいは試合の中でもシステムや戦い方を頻繁に変える(と思う)。彼に求められることは明確である。結果だ。チェルシーというクラブは常に結果を求められるビッグクラブであり、アブラモビッチという男は我慢を知らない。ランパードを解任してまで連れてきた監督だ。当然周りの見る目は厳しく、風当たりは強くなるだろう。まずはフロントとうまくやってくれ。そしてチェルシーを強くしてくれ。タレントは揃っているので、この選手たちがハマるようなスタイルを見つけられれば非常に楽しみなチームになることは間違いなしだ。今後のチェルシーには注目したい。

 

f:id:osamu_h:20210125232233j:plain

 

【FA杯】終盤までリード許すも、地力で4回戦突破

f:id:osamu_h:20210124110034j:plain

FA杯4回戦 vsチェルトナム(4部)

マンチェスターシティ 3-1 チェルトナム
得点者:フォーデン(81分)、ジェズス(84分)、トーレス(90分)/メイ(59分)

4部の相手との対戦ということで、ユース選手の起用含め大幅にメンバーを入れ替えて望んでも、問題なく勝つだろうと思っていた。しかし、先制したのはホームチェルトナム。54分にロングスローからのこぼれをメイが押し込みリードを奪う。浸かるんだピッチコンディションの中、あまりチャンスを作れていなかったシティにとって先に点を許す展開は、かなりピンチだった。その後、本来なら休ませておきたかったルベンやギュンドアン、カンセロといった主力を投入し点を取りに行く。すると81分、カンセロのクロスにフォーデンが合わせ遂に同点に追いつく。さらにその3分後にはフェルナンジーニョの意表を突く浮き玉のパスに抜け出したジェズスが見事なコントロールからゴール。逆転に成功したシティは90分にフェランがダメ押しの3点目を奪い試合終了。思った以上に苦しんだが、プレミアとしての地力を見せなんとか4回戦を突破した。 

やはりフォーデンの技術は別格

チーム全体としてパフォーマンスが良くない今日の試合でもフォーデンだけは輝いていた。下部リーグならではのピッチコンディションに多くの選手が苦戦していたが、フォーデンには関係なかった。ボールが足から離れないドリブルで1人2人と相手を難なくかわしていく。正直今日の試合で唯一期待できる選手だった。その期待通り、81分にカンセロのクロスにダイレクトで合わせ、チームに勢いをもたらす貴重な同点弾を決めた。将来のシティを担う存在ではなく、今のシティですでに中心になりつつあるフォーデン。現代フットボールにおける頂点になるだけの素質は十分すぎるくらい兼ね備えている、と改めて感じる出来だった。

f:id:osamu_h:20210124110056j:plain

チームの救世主

点を取らなければいけない場面でアタッカーよりも優先して起用されるSBは中々いない。だが、今のシティでチャンスを生み出せるのは間違いなくジョアン・カンセロだ。1点ビハインドの終盤、メンディーに代わって入ったカンセロは4分で結果を出した。エリア手前の右寄りでボールを受け、絶妙なアーリークロスでフォーデンのゴールをお膳立て。90分には、右サイドから5連続シザーズで相手をかわし、エリアの深い位置に走り込んだギュンドアンにスルーパス、この折り返しをトーレスが流し込み3点目を奪った。わずか15分程度で2得点に絡む活躍を見せチームを救った。デブライネ不在の中で、彼がどれだけ崩しの起点になれるかは今後の重要なポイントになりそうだ。
 

物足りなさも感じる内容

スタメンで言えば、ラポルテが復帰したことそして怪我なく90分プレーできたことは良かった。フェルナンジーニョも特段良かったわけではないが、及第点。マフレズガチャはハズレの日。ボールを受けた時点で近い距離まで寄せられていることが多く、それだと良さが全くでない。メンディーに関してはシンプルに下手。ジェズスは、決勝点こそ決めたものの他にも決められるチャンスはあった。フェランは、個人的にイチ押しなのでいつも合格。ハーウッド・ベリスとドイルの若手2人はこれからの選手なのでもっと経験を積んで欲しい。エリック・ガルシアは省略。

Good Loser

マンチェスターシティをあと一歩のところまで追い詰めたチェルトナムに対しても拍手を送りたい。いつもの顔ぶれとは少し違うとは言え、プレミアリーグのビッグクラブを相手にここまで善戦するのは簡単ではない。5-4のブロックを敷き、高い集中力で80分間シティの攻撃をゼロで防いだ。最後は力尽きた感があったが、それでも試合後の彼らは全てを出し切った表情で見ていて気持ちよかった。また、先制点にも繋がったロングスローは改めてチームの大きな武器であると感じた。少し前に高校サッカーでロングスローについて議論が起こったが、スローインもセットプレーの一つであり、どんな形にデザインしようがチームの自由だ。「見ていてつまらない」という意見は視聴者の勝手な価値観であり、選手やチームはゴールを奪うためのプレーをしているに過ぎない。(ロングスローのためにサイド中心にプレーするのは流石にどうかと思ったが。)とまあ、これも個人の意見なのでこれくらいにしておきます。とにかく、チェルトナムは素晴らしい戦いぶりだった。
 

選手の名前をよく間違える実況にも一言

今日の実況は永田実さん。プレミアリーグの実況でもおなじみの方だが、どうしても良い印象を持てない。理由は、選手の名前を頻繁に間違えるからだ。今日の試合でも、ドイルとエリック・ガルシアを間違えたり、マフレズとトーレスを間違えたり。そして1番ひどい間違え方は、ルベン・ディアスをルベン・ガルシアと呼ぶこと。しかも、これは今日に限ったことではなく以前からずっと気になっていることだ。人違いならまだしも、選手の名前自体を間違って呼ばれると聞いていて違和感を感じる。繰り返しになるが今日に限ったことではない。ルベン・ガルシア誰やねん。永田さんの実況自体は決して嫌いではなく、彼の「プッシュゥゥゥーー!!!」は好きなので、是非とも改善して欲しい。以上、余談でした。

内容こそよくなかったものの、カップ戦は勝ち上がることが最も大事。5回戦はアウェイでスウォンジーとの対戦。優勝に向けて一つずつ頑張ろう!

 

CmonCity

f:id:osamu_h:20210124110204j:plain

 

【怪我情報】デブライネ4~6週間の離脱

今日は、Bad Newsでございます、、。

 

シティの絶対的存在デブライネが、前節アストン・ヴィラ戦での負傷で、4~6週間離脱することが決まった。筋肉系の怪我だそうで、これはおそらく疲労の影響もあるのだろう。絶好調のチームにおいて最も恐れていたのが主力選手の怪我であり、今回はまさにそれが起きてしまった。出ずっぱりの選手でいうと、他にもルベンやストーンズ、カンセロらがおり彼らが怪我をする恐れもある。

 

ただでさえデブライネの離脱はチームにとって大きな痛手なのだが、強豪との連戦が続くこの大事すぎる1ヶ月をデブライネ不在で乗り切らなければいけないのは相当きつい。逆に、ここを乗り切り、チーム状態が良い中でデブライネが復帰となればいよいよプレミア制覇も見えてくる、とポジティブに考えたい。

 

同試合で同じく負傷交代したウォーカーは怪我の情報は入ってきておらず、おそらく大丈夫なのだろう。また、ラポルテの復帰もそろそろであり、これはチームにとって嬉しいニュースだ。

 

今日はこの後2:30よりFA杯4回戦vsチェルトナムでございます。CmonCity

f:id:osamu_h:20210125234958j:image

【マンチェスターシティ】選手名鑑2020-21(DF編 その2)

DF編第2弾!

DF

2 Kyle Walker

生年月日:1990年5月28日(30歳)
身長:183cm
国籍:イングランド

名前がWalkerなのに足がめちゃくちゃ速い。対人守備とスプリント勝負では負け知らずのSB。シティに来る前はとにかくサイドを駆け上がるタイプのSBとして名を馳せたが、ペップの魔改造により非常にクレバーな選手へと成長した。戦術理解度が高く、ペップが与える複雑なタスクを卒なくこなす。時にはCBやアンカーの脇でビルドアップを助け、時にはサイドに張り快速を生かした突破からチャンスメイクをする。守備では、プレミア屈指のウィンガーたちを悉く押さえつけてきた。あのアザールでさえ対峙するのがウォーカーであれば仕掛けるのを躊躇していた。それほど相手にとってはタイマン勝負では勝てない選手なのだろう。被カウンター時にウォーカーがいる時の安心感は段違い。何度ウォーカーに助けられたことやら。プライベートでは、外出自粛期間にセッ◯スパーティーを開くなど、30歳になってもなおヤンチャな一面は健在。試合前の水吹きが芸術的。(写真参照)

f:id:osamu_h:20210120222837j:plain

f:id:osamu_h:20210120222855j:plain

27 João Cancelo

生年月日:1994年5月27日(26歳)
身長:182cm
国籍:ポルトガル

今季シティの攻撃を牽引する異質なSB。能力を攻撃に全振りしたようなプレーが特徴で、攻撃センスはディフェンダーとしてではなく一選手としてピカイチ。ボールを扱う技術に長け、主にサイドで突破からクロスでチャンスを演出。突破力はSBとしてはトップレベルでクロスの精度も高い。そして何より両足使えることが大きい。シティではLBでの起用も多く、縦突破からクロスもあればカットインもある。また、ウォーカー同様カンセロもSB時に中央に絞ってプレーすることがあるが、ウォーカーよりもさらに高いポジションを取り、積極的に攻撃に絡む。デブライネのようないやらしいパスで今季は数多くのチャンスを作り出し、シティの攻撃をさらにパワーアップさせている。SBとして新たな境地を開拓しており、これを「カンセロール」と呼ぶ。誕生日はこれまたウォーカーと1日違い。
18歳の時に母親を交通事故で亡くしており、それ以来ゴールを決めた際には天を見上げ母親に捧げている。応援せずにはいられない。

f:id:osamu_h:20210120222921j:plain

11 Oleksandr Zinchenko

生年月日:1996年12月15日(24歳)
身長:175cm
国籍:ウクライナ

ファンから最も愛されている選手の1人。若くしてウクライナの至宝と呼ばれた彼ですらシティでの定位置確保は難しかった。シティに加入した2016年にはPSVにローン移籍。出戻り後も、立ち位置は変わらず、ほとんど出場はなかった。だが、LBのメンディーが長期離脱したこともあり、ペップは攻撃的MFを本職とするジンチェンコをLBで起用。当時同じくMFからコンバートしたデルフ先輩の控えを十分に務め上げ、次第に出場機会が増えていった。SBに中央でのプレーも求めるペップにとって彼の活躍は嬉しい誤算だったに違いない。とは言え、スタメン定着とはいかないジンチェンコには移籍の噂が頻繁にあった。事実、2018年夏にはウルヴズとクラブ間で合意に至ったという報道もあったがジンチェンコ本人が、限られた出場時間の中でもシティでプレーすることを選択し、残留した。本職の中盤でプレーできずとも必死に努力し続ける姿がファンの心を掴んでいる。デブライネにとても似ていて周りからも良く言われているらしいが、デブライネは「俺はこんなブサイクじゃねーわ」と見事に一蹴。
尚、プライベートでは昨年美人リポーターとして有名なセダンさんと結婚を発表。

f:id:osamu_h:20210122213114j:plain

22 Benjamin Mendy

生年月日:1994年7月17日(26歳)
身長:185cm
国籍:フランス

モナコ時代の爆発力はすっかり何処かへ消えてしまい、今ではただのパーリーピーポー。当初はSNSやクラブ内動画を見て「剽軽者で明るいチームのムードメーカー」と楽しんでいたファンも、本業での不甲斐なさから最近では彼に対してストレスを抱えているよう。高額な移籍金で取ってきたおちゃらけフランス人SBが良かったのは加入間もない時期のみ。その後は多くの怪我に悩まされ、復帰しても気づいたらすぐに再離脱の繰り返し。最近では、スマホ片手に私服でいる姿の方がイメージが強い。サイドを駆け上がり高精度かつ高速クロスで相手の脅威となっていたあの頃のメンディーにはもう会えないのか。シティでの時間はそう長くない、と思うぞメンディー。もう一度トップフォームを取り戻してシティのLBを任せられる選手になって欲しい。が、今季はほとんど消息不明。。

f:id:osamu_h:20210122213210j:plain