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【プレミアリーグ】苦しみながらも貴重な勝ち点3をゲット

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プレミアリーグ第1節 vsアストン・ヴィラ

マンチェスターシティ 2-0 アストン・ヴィラ
得点者:ベルナルド・シウバ(79分)、ギュンドアン(90分)

非常に苦しい試合だった。今季好調のアストン・ヴィラに対し、再三チャンスを作るも相手の身体を張ったシュートブロックやGKマルティネスの好セーブにより中々ゴールを奪えない展開が続いた。このまま引き分けかなぁとも思ったが、終盤79分にベルナルドが値千金のミドルを突き刺し、この日チーム25本目のシュートで遂にヴィラゴールをこじ開けた。その後も集中力を切らさなかったシティは、90分にギュンドアンがPKを沈めて勝負あり。大きな勝ち点3をゲットした。

センスが光る20歳の天才

改めてイングランドの至宝だなと感じた。ボールを持つと何かやってくれるという期待感に溢れている。実際今日の試合でも、ウィングポジションから単独突破でもクロスでもチームの攻撃を牽引。20歳ながら既にチームでの扱いは「若手」ではなく「主力」。今はスターリングよりも良い。169cmと小柄でかなり細身なのにフィジカルが強い、というか身体の使い方が非常に上手い。ぶつかってきた相手の力を利用してボールを運ぶことが多く、後半トラオレとのコンタクトのシーンがまさにそれ。随所にセンス抜群のプレーを見せてくれるから見てて飽きないよね。

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「カンセロール」はシティの武器

2シーズン目は全員活躍保証付か?昨季はチームのスタイルにフィットするのに苦しんだカンセロだったが、今は完全にペップの信頼を得ている。サイドでのプレーを得意とするSBは山ほどいるが、中央でも違いを生み出せるのがカンセロのオンリーワンの強み。ペップもそれは理解しており、今季はマイボール時にはアンカーの脇やバイタル付近でプレーする役割を与えている。SBにしてSBにあらずという点ではいわゆる偽SBの一種。だが、外でも中でもあれだけ脅威になるSBはそういない。まさにカンセロだからこそこなせるタスク。これが「カンセロール」。今彼の存在は、シティの攻撃において大きな武器となっている。守備ではとびっきりの軽さを見せる場面もあるが、まあ許そう。

絶好調シティ 懸念材料は?

今一度数字に触れておこう。今季シティはリーグ戦ここまで失点13、クリーンシート10でいずれもリーグトップ。また直近10試合に限って言えば、失点はわずか2。攻撃面では、得点31(リーグトップはリバプールの37)と例年に比べ物足りなさはいなめないが、最近は上り調子で複数得点も増えてきている。チーム全体のパフォーマンスを見ても、この過密日程の中、毎試合集中力を切らさず高いインテンシティで戦えている。特に相手ボールになった時の反応が良く、シティの弱点であるカウンターの局面を作られる前に奪い切れている。正直、このままの状態でストライカーの2人がコンディションを取り戻せば隙はない。が、少し気になる点がある。選手のコンディションだ。ここまで安定した守備を支えているルベンとストーンズは出ずっぱりで休めていない。だが、ラポルテとアケが怪我から中々帰ってこれていない。ラポルテは週末から復帰の可能性もあるが普段のパフォーマンスは期待できない。となると、ルベンとストーンズ疲労や怪我の心配が出て来る。また、今日の試合でもウォーカーとデブライネという攻守における中心選手2人が負傷交代を強いられた。状態は不明だが、仮に離脱ともなればチームにとっては大きなマイナスだ。コンディション維持のためにも、今後も続く過密日程を戦い抜くためにも、怪我人の復帰が一つキーになりそうだ。

これでリーグ戦6連勝。首位をしっかり追走できる良い位置につけている。週末のFA杯チェルトナム(4部)戦では、主力を休ませフレッシュな状態で次節WBA戦に臨みたい。前半戦では引き分けている相手なので油断は禁物。

 

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