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【プレミア情報】チェルシー ランパード監督解任

チェルシーフランク・ランパード監督が解任された。昨季から指揮を取るクラブのレジェンドは、今季序盤こそ悪くなかったものの、次第に勝ちきれなくなり最近では負けが込んできていた。もう少し猶予を与えるとも思ったが、なんともアブラモビッチらしい決断。やはり彼の辞書に「我慢」という言葉は存在しない。 

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今季は開幕前から積極的な動きを見せたチェルシー。ヴェルナーを筆頭にハヴァーツ、ツィエク、チルウェル、チアゴ・シウバ、メンディーとかなりの大型補強を敢行し、シーズンを迎えた。だが、期待していたような結果にはならなかった(期待していなかった人もいたようだが)。チルウェル以外の5選手は海外から来たため、プレミアリーグにフィットできるかという問題こそあったものの、それにしてもこれだけのビッグネームを連れて来て成績が振るわないとなると、流石にここのオーナーは黙っていない。今回の解任で分かったことは、アブラモビッチは誰に対しても平等に扱うということ。例えクラブのレジェンドであろうと、迷わず首を切る。これが良いのか悪いのかはわからないが。

 

ただ、もしかしたらランパードのチームに未来を見出せなかった故の決断だったのかもしれない。あくまで私個人の印象だが、ランパードにはいわゆる「ランパードスタイル」といったような明確な戦術はなく、どちらかというと「相手チームへの対策」という色合いが強い。ランパードにとってのベストな布陣が最後までわからなかったが、端からランパードにはそんなものはなかったのかもしれない。そういった部分も含めて、ランパードに長く任せてもチームが強くならないのではないかという考えがひょっとするとあったのかな、と勝手に思ったりもする。ただ、どんな理由であろうと今回の解任劇を快く思わないサポーターは山ほどいるだろう。

 

後任は今季途中までPSGを指揮していたトーマス・トゥヘルになる見込みだ。また1人クセのある指揮官がプレミアにやってくることになる。かなり戦術オタクのイメージが強く、試合によってあるいは試合の中でもシステムや戦い方を頻繁に変える(と思う)。彼に求められることは明確である。結果だ。チェルシーというクラブは常に結果を求められるビッグクラブであり、アブラモビッチという男は我慢を知らない。ランパードを解任してまで連れてきた監督だ。当然周りの見る目は厳しく、風当たりは強くなるだろう。まずはフロントとうまくやってくれ。そしてチェルシーを強くしてくれ。タレントは揃っているので、この選手たちがハマるようなスタイルを見つけられれば非常に楽しみなチームになることは間違いなしだ。今後のチェルシーには注目したい。

 

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